岐阜で組織化コーチをしているプロコーチ、のぶさんです。
今朝は、今では3名しかいない貴重な個人クライアントさんとのセッションでした。
ビジネスコーチングでもよくあることなのですが、重要だと頭ではわかっていることが実行できないということがテーマでした。
こういった経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
もちろん、僕も例外ではありません。僕の場合は、「頭でやるべきとわかっていても実行しないこと」とは、それほどやりたかったことじゃなかったとサッパリと結論づけることのほうが多いかもしれません。やり始める時の想いが高くない場合にそうなりますね。
そう考えると、目標を明確にしていけば、さらにその先の目的を具体的にイメージしていけば、思考から行動に移せるという流れが思い浮かびます。
通常のコーチングセッションでは、特に初回セッションで目的、目標の整理と具体化を行い、現状とのギャップから行動を設定していきます。まさに、この流れなのです。
多くの人は、次の行動が明確になりセッションに満足していただけます。
でも。。。セッションを続けていくと、思った通りにはならない時もあるのです。
目標が明確で、それをどうしてもやりたいんだけど、行動に移せない時期があります。
この場合は、いくら目標を明確にしても、「やるべきだとは思っているんだけど、行動に対するモチベーションが上がらない」結果を招きます。
だからと言って、「なんでモチベーションが上がらないのですか?」と質問しても、答えは返ってきません。
今朝のセッションでも「7流の習慣でいう第二領域なんですが。。。」という彼の話を聴いてみて、「僕は、目標をいくら明確にしても今の状態は打開できなと思っているように感じます」と素直にフィードバックしました。彼もそう感じながらもがいていたようで、自分の中にその事実を受け入れました。
少し視点を変えてみて、できていることの分析をしてみました。「これがうまく行っている要因は何?」「他には?」「あとは?」と、水平質問をしながら、深く自分に向き合ってもらうのです。
そうすると、彼の表情がパッと明るくなりました。
「これです!うん。そんな気がします」
今までは見えていなかった部分が見えたようで、少し違う角度からやり方を考えてみることになりました。少なくとも、それを考えるモチベーションは高くなり、明日、報告をもらうことになりました。
その報告と、次回セッションでの変化が楽しみです!