岐阜で組織化コーチをしているプロコーチ、のぶさんです。
春らしい日がちらほらとあって、クライアントさんとのセッションでもアイスブレイクで春の楽しみなんかを尋ねることも多くなってきました。
最近のお客様とのお話や、クライアントさんとのセッションの中で最も多い話題は、来年度の目標。
そういう時期だなぁって、会話の中から季節感を感じています。
そんな話をしていると、多くの人が「今できていないこと」にフォーカスした会話をし始めます。
で、だんだんネガティブな雰囲気に。。。
人は、できていないことに目を向けがちで、できていることがたくさんあるのに、見えていないんですよね。
今朝のセッションでも、この2,3ヶ月で立場が変わって、自分は何もできなくて恥ずかしいと話すクライアントさん。
丁寧にこの2,3ヶ月を振り返ってみると、具体的にできるようになったこと、変化がいくつも挙がってくるのです。
コーチングで、過去に視点を向けるときの多くは、リソースの掘り起こしです。
経験や強みなどを掘り起こして、忘れているリソースを、顕在化していくこと。
これによって得られる効果は、単に選択肢を広げるだけでなく、何より自分自身が自己効力感を得て、自信を持って前に進めるようになることです。
前向きな気持ちが芽生え、表情も声もパッと明るくなります。
前職で長く一緒に仕事をしてきた後輩と、2年ぶりに会いました。
懐かしい話に花を咲かせながら、数ヶ月でできるようになったことを業務面談で僕から伝えた時に、本人が気づいていなくて「ハッ」とした時のことを話したのです。
この事例は、僕がコーチングスクールで講師をする中でも体験談としてお話ししていることなんだよって、伝えると、なんだか嬉しそうな表情をしてくれました。
自分では、できていることや変化になかなか気づけないので、周りの人の力を借りて、知る機会を大切にしたいですね。